バナナン　ロマンス

　冒頭から、汚い男所帯がリアルに伝わってきます～（苦笑
　しかも同居人達は超個性的で一筋縄じゃいかないようなキャラ。

　そんな洗濯物が散らばってるようなフラットで数ヶ月暮らす羽目に
　なった２２才のケイトが気の毒に思える初っ端。
　しかし、この主人公の彼は大手銀行の研修でアメリカに行き、
　しかたなく最初は暮らすんですが、徐々にロンドンの生活に馴染み
　心優しい”ハリー”や歪んだ性格の”ダン”にも打ち解け
　肝心の遠距離相手”ジャイルズ”に頼らずにんなんでも出来るように変化と。。。
　ケイトのこの成長が見所ですね。
　　
　ケイトが綺麗だけどかなりおっちょこちょいなんで
　笑う箇所も結構あったりかなりおかしい。中でも、
　田舎からのバスで小説に夢中になりすぎ”ジャイルズ”との待ち合わせからはぐれ→怯え→こっそり後ろから迎えに来た本人を殺人鬼と勘違いし
　”ジャーーーー-イルズ！！”
　と、胸にキツイ一撃くらわせてしまったシーン（笑

　他にも”大雪の空港”のシーンとかいろいろ、、。

　肝心のケイト彼は仕事オンリーなので、予想どおり
　ケイトはルームメイトのハリーに揺れ、
　（そりゃあ甘えたくなるほど優しいから。。）
　ダンは我関せずなのかな～とも思ってましたが。
　ところがちょっとしたどんでん返し、あのオチには裏切られました。
　ハリーじゃなくダンと。。。だなんて。
　ハリーともいい雰囲気だったはずなのに意外。
　（けどこちらはダンの姉に１０年間片思い続行中だったんでしたっけ）
　あと、この中で好きなのは
　”クリスマス休暇”を終えた３人が
　ソファーでＴＶ見ながらくつろぐシーン。
　読んでるこっちまでほのぼの～ムードに。

　なーーんもＨＯＴな事は(彼としか)起こりませんが
　それでも十分、笑えサクッと楽しめる１冊です^^
　
　　
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